顔の歪みを治したいけれど、病院の何科を訪れたら良いかわからない方は多いです。
美容整形外科や形成外科は顔の部位(二重瞼や鼻など)治療は得意ですが顔の歪みという微妙なバランス改善には向いていません。また、歯科医院は口腔内の専門家ですから口腔外(顔)の改善は専門外です。
また、歯列矯正をすれば顔の歪みが治ると勘違いしている方がいますが歯列矯正では顔の歪みは治りません。何故なら、歯列矯正は口腔内の歯列(歯並び)やかみ合わせを改善する矯正であり、顔の歪みを治す治療ではないからです。
歯列が整っても顔の歪みが整うわけではありません。
歯列矯正と顔の歪みの関係
歯並びは、下顎骨(かがくこつ)との関係性が強いため、顎(あご)の形やフェイスラインにも影響する場合がありますが、歯並びを整えても顔の歪みが整うわけではありません。
顔の歪みは、顔の中で一番大きく唯一動かせる骨である下顎骨が影響していることが多いため、顔の歪みを気にされる大半の方が顔下半分の悩みです。よって、歯列が整えば顔の歪みも整うと勘違いされています。
また、歯科医師も「歯列が整っても顔の歪みが整うわけではありません」とは言いません。
歯科医師は口腔内の専門家
歯列矯正や咬合調整をしてくださる歯科医師は口腔内の専門家ですから、口腔外の顔の歪み矯正は専門外です。
つまり、口腔外である顔の歪みを治す目的で歯科医院を訪れることは間違いです。
歯列(歯並び)が整えば顔の歪みが治るわけではありません。歯列矯正は、あくまで歯列やかみ合わせが良くなるだけです。
歯列矯正をしても顔の歪みは治りません
顔ドックには、「歯列矯正をしたけれど顔の歪みが治らない」「顎変形症の手術をしたけれど顔の歪みが治らない」とご来店されるお客様が非常に多いです。
5年間の歯列矯正後
3年間の歯列矯正後
歯列矯正後は、もちろん歯並びは整いますが顔の歪みは改善されないのが現実です。歯列矯正をすれば顔の歪みも治るわけではありません。
顎変形の手術をしても顔の歪みは完治しません
顎変形症の手術は、上下の顎の骨のズレがひどく歯列矯正だけでは改善することが難しい場合に行います。
特に下顎骨の歪みがひどい場合に、歯科医師は顎変形症と診断し手術を勧めますが、そもそも外科的な矯正治療(顎変形症の手術)はかみ合わせを改善する治療であり、顔の歪みを治す手術ではありません。
外科的な矯正治療(顎変形症の手術)をすれば、顔の歪みも治るものだと期待と共に勘違いをされる方が多いのですがそれは間違いです。
顎変形症手術から10年経過後の歪み(左右非対称)
顎変形症手術から2年経過後の歪み(左右非対称)
壮絶な外科手術と長期間に及ぶ顎変形症の治療ですが、顎変形症手術の目的は、顎骨の大きさの不調和を整えて良好なかみ合わせに改善することです。
顔の歪みを治す手術ではありません。
そのため、顔の歪みを全て手術で治す場合には、顎変形症の手術後、新たに美容整形外科、もしくは形成外科での骨削り等が必要になります。
手術をせずに顔の歪みを治したい
外科的な矯正治療(顎変形症の手術)後も顔の左右差が大きいため「顔の歪みを治してほしい」と顔ドックへご来店されたお客様の改善例がこちらです。
矯正コース(矯正10回)+毎日のセルフ矯正
矯正コース(矯正10回)+毎日のセルフ矯正
さらに、長期間に渡る外科的な矯正治療(顎変形症の手術)とその後の美容整形外科手術を行っても、ヒトの顔型は固定化しません。
人間は、細胞活動が止まる時(死)まで、骨を壊す「破骨細胞」と骨を作る「骨芽細胞」が細胞活動を行っています。つまり、手術をしても固定化はできません。
正しい矯正で顔は変わります
顔の歪みは、生活習慣や筋肉の強張りが原因で起こる場合が非常に多いです。よって、筋肉の強張りをほぐし毎日正しいセルフ矯正を行えば外科手術をしなくとも改善されます。
矯正とはクセをつけていくことです。
つまり、習慣化です。
毎日行うことが何よりも重要で効果的です。
19年間でのべ8万名様以上の顔を管理してきた林 幸千代の『顔ドック』では、サロンでの矯正施術と共にお客様が自宅で出来るセルフ矯正法の指導を行います。
手技による矯正は、外科手術とは違い、痛みも副作用もダウンタイムもありませんが、施術者のスキルにより結果が大きく異なります。